2017年3月7日

模試の結果に躍らされてない?現役大学生が各模試の特徴を徹底比較


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模試にメンタルやられてる人は多い

受験生の一年と切っても切り離せないもの、それは「模試」です。模試は自分の実力を試すいい機会であると同時に、学習進度をチェックしたり、学習ペースを管理するためには抜群のペースメーカーとなってくれます。

しかしその一方、模試の結果にメンタルを左右されすぎる人は今も昔も多いものです。それはなぜでしょうか。

その理由の一つには判定が目に見える形で出るから、というのが挙げられるでしょう。「A判定」「B判定」「C判定」、その語の響きは良いですし、一見自分の実力を客観的に示してくれる良い指標にも見えてきます。

しかし実際の所、それはあくまで自分の志望校の中での順位を元に定められたものに過ぎません。たかだかその模試のときの点数で順位をつけ、上から区切っていったときに、自分がどこに属しているかを示しているだけです。そこにあなたの「のびしろ」は加味されていません

もっと言えば、模試の判定基準は予備校によって違うんです。A判定って合格可能性何%からだか、知っていますか?実はこれ、駿台と河合じゃ違うんです。河合塾と代ゼミでも違うんです。

各予備校の模試をざっくり見てみよう(※冠模試は除く)

ベネッセ (単独)

難易度★★☆☆☆, A判定で合格可能性は「この調子」 B判定は「合格ラインが見えている」 C判定は「弱点をカバーしよう」(センター早期はA判定 80%以上, B判定 60〜80%, C判定40〜60%, D判定20〜40%)

ベネッセの模試シリーズ「進研模試」はとにかく多いのが特徴です。1,2年生のうちは学力テストとして判定なしの模試+スタディサポートという模試があり、2年生後半の「センター早期模試」(総合学力テスト 2月)から判定がつきはじめ、3年生になると駿台予備校との共催模試が始まります。共催模試を除くとやはり他者の模試に比べて難易度は低いですし、判定は高く出やすいです。また採点も結構ゆるいです。

特にこの模試は受験者が多い割に判定基準があいまい(上記のように学習アドバイスしか示されていない)ので、判定に躍らされてはいけない模試第一位がこのベネッセ単独の模試だと言えます。

しかし唯一、マナビジョンは超便利というメリットがあります。成績管理も楽ですし、何より模試の結果が紙よりもすごく早く帰ってきます。模試の結果が知りたくてウズウズする(躍らされてはいけませんよ!)人にとっては、一番精神衛生上良い模試なのかもしれません。(ちなみに自称進学校がこぞって受験するのもこの模試です。)

駿台 (ベネッセ共催含む)

難易度★★★★★, A判定で合格可能性は80%以上, B判定 60〜80%, C判定40〜60%, D判定20〜40%)

受験者数がとにかく多いのが特徴であると同時に、現役時代、一番「難しかった!」と思わされたのはこの駿台予備校の模試。マーク模試であれば選択肢がいやらしかったり、東大模試では「高校範囲逸脱してるだろ…」なんて思わされる問題もありました。

またセンター直前に受ける「センタープレ」は非常に問題の難易度が高く、ある程度僕が得意だった地理ではセンター目前にして軽い挫折を味わいました。

僕(おおしろ)と駿台模試の相性が悪かったのかもしれませんが、とにかく難しい。もし点数があまり取れなかったとしてもあまり落ち込む必要はないでしょう。

また上記のように判定基準的にA判定からC判定の層が非常に厚く出るため、悪い判定は出にくいとしても良い判定も出にくいです。特にB,C判定の境目にいる人は判定がブレやすいです。こんなの気にしないでいきましょう。

河合塾 (Z会共催含む)

難易度★★★★☆, A判定で合格可能性は80%以上, B判定 65〜80%, C判定 50〜65%, D判定 35〜50%

「全統模試」シリーズを主催する河合塾。河合塾主催の模試の特徴は、解答・解説が比較的詳しいことです。他者の模試は一冊の解答冊子に無理やり詰め込んできていますが、河合塾の模試の解答解説は理系科目と文系科目で分かれている親切設計となっています。

駿台ほど問題は難しくない(センター模試の英語の文法で出題される事項は多少マイナーなものがある)ですが、決して簡単とは言えない模試であるのがキーポイント。もし駿台主催の模試で点数が取れずに河合塾の模試で良い点数がとれとしたら、それは十分自信を持っていいレベルです。

代ゼミ (代々木ゼミナール)

難易度★★★☆☆, A判定で合格可能性は80%以上, B判定 65〜75%, C判定 50〜60%, D判定 35〜45%

とにかく人が少ないことで定評のある代ゼミ主催の模試はあまり受ける機会がないと思います。学校によっては1,2年生のうちから「トップレベル模試」などでお世話になるかもしれませんが、受けて分かる通り、全体的に「本番に近い感覚」が得られるのは代ゼミ模試なのかもしれません。

まず問題の難易度は模試として適正だと思われます。全部難しいわけでも簡単すぎるわけでもなく、ちょうど良いバランスで受験生の力を試す問題が散りばめられています。

特に東大模試は代ゼミ主催のものが一番本番に難易度が近く、配点もそれっぽい(ただし英語は難易度が極めて低く、配点も不思議)です。

東進

難易度…?, A判定で合格可能性は80%以上, B判定 65〜75%, C判定 50〜60%, D判定 35〜45%

筆者はアンチ・東進的立場を学校ではとっていた(単純に金銭的な問題で塾に通えなかった!)ため、東進で模試を受けたのはセンター後の東大模試だけです。そのためあまり詳しい分析はできませんが、たまに問題見せてもらっていた限り難易度評価は★★★★☆だと思います。特にセンター模試の数学の難易度は変態的です。

結局模試は模試、大切なのは次の一手

ここまで各予備校についてそれぞれ見てきましたが、なんだかんだ言って模試は模擬試験です。本番と同じ気分で臨むに越したことはありませんが、終わった後まで凹む必要はないでしょう。

それより模試の受験後で大切なのは、復習して自分の欠けているところを補うこと。良い判定がでた、悪い判定だった、それは模試の返却後の5分程度で考えるのをやめてしまうほうが吉です。

決して判定には躍らされず、模試でうまくいかなかったところをしっかり補強していきましょう。


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